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カテゴリー:「戯言:スポーツ」に関するアーカイブ

戯言の中で、スポーツに特化した投稿記事。

宮里藍選手から学ぶこと!

日本で圧勝の感があった宮里藍選手。そうです、女子プロゴルファー。アメリカに渡り、日本中がその動向を期待し、「メジャーでの 1 勝!」を期待してましたが、なかなか勝てない。予選落ちといった状況でした。

その宮里藍プロが、「宮里藍 公式ウェブサイトの日記::心境。」として、自身のブログで今の心境を記述しています。その内容に感動すると共に、心底頑張って欲しいな~という感情がこみ上げてきました!

そして優勝に対するモチベーション。
これは気持ちの問題ですが、急に優勝が手に届きそうな所まできて欲というか、少し焦りがあったかもしれません。もう勝てる!!という焦りが。そのままの状態でいけば何の問題もなかったはずなのに、結果を急ぎすぎてしまって、周りが見えなくなってしまいました。

若いのだし、ましてやアメリカという未知の世界で優勝することを急ぐ必要は無かったのですが。しかし、そうした自分の気持ちをきちっと整理するあたりは、流石にただ者ではありませんが、こうした「急ぎ」の気持ちは、宮里プロほどになっても存在するんですね。若い全てのアスリートには、学んで欲しいものです。

更にブログでは、以下のように記述されています。

でもこんな風に、自分の状況を冷静に判断出来て、じゃあ今自分が何をすべきなのか、それが明確になってきました。1か月前の私はとにかく何が何だかわからなくて、落ち込んでどうしていいのか全くわからなくて。。という感じだったのです

これが素晴らしいですよね!「今やるべきこと」を明確にすることができる!宮里選手にも苦悩があるし、何が何だか解らなくなる事がある・・・ただ、そうした苦境の中で何をするべきかを冷静に判断していくことができる。

せっかくこうした心境をプロが公開してくれるわけですから、是非若いアスリートの方々にも読んで欲しいと感じました。

今の苦境を乗り越えて、優勝で歓喜する宮里藍選手を是非とも見てみたいですね!

運動の基本:基本的な身体の使い方

前投稿記事で小林寛道著「運動神経の科学」(講談社現代新書:2004年9月)をご紹介し、運動神経に関する定義をご紹介しました。

この新書には、運動の基本ということに関しても説明があります。詳細に関しては、新書を実際に手にとって確認して頂きたいのですが、以下の 5 項目を運動の基本として解説しています。これらの基本ができていなければ、更なる高度な内容の運動を教えることは出来ないとしています。

  1. 二本の足でバランスよく立つこと
  2. 立った姿勢からしゃがむという動作、およびしゃがんだ姿勢から立つといった「立ち・しゃがみ」の動作。
  3. 歩く姿勢
  4. 力を抜くこと
  5. 身体を柔らかく使うこと、そして柔軟性を高めること

以外に当たり前のことのような内容かもしれませんが、第 4、5 項に関しては結構解っているようでできていない内容です。上記内容に関しては、後日、もうちょっと詳細を解説したいと思います。

スポーツエージェントとは・・・

バスケットボールに没頭した学生時代。未だにあと 10cm 身長が高かったら自分の人生は変わっていた、と信じている!(馬鹿ですね~)

実弟は野球で甲子園出場。4 番でキャッチャーということから大学も野球で入学。これもまた随分と昔の話ですが。

そして今、次女はテニスに明け暮れる毎日。嫌でもスポーツの話は外せない環境!?です。特に、実弟の友人には、プロ野球で生計を立てていた者も多く、そのプロとしての生活の実態は全てを知っているわけではありませんが、通常よりは知っているかも・・・

意外と知られていないのですが(というか誰も注目していない!?)、一部の有名選手は、高額の年俸を勝ち取り、優雅な生活をしているように見えますが、その一方で年俸が少なく、プロ野球に在籍していながら生活が苦しい選手たちも大勢いるわけです。これは、野球に限らず、サッカー、テニス、ゴルフといったプロスポーツの現状だし、それがプロの厳しさということが言えるのかもしれません。

最近では、個人的にスポーツエージェントという仕事に興味があるのですが(自分でやろうとは思いませんが・・・)、その情報がほとんどありません。

そうした中、ちょっと古いですが、「SPORTS&MORE|スポーツナビ+::スポーツエージェントの現状について~日本とアメリカのエージェントの仕事の違い~」という投稿記事を見つけました。それによれば、エージェントとは、「選手の契約ならびにサービス契約の締結。フィナンシャル面などのアドバイスなど多岐に及んでいる」そうで、「日本のエージェントの数は、50 人に満たない」そうですから、情報が少ないのもうなずけますね!

この投稿記事、とっても興味深い一節がありました。

日本では選手の契約時に球団へ一緒に赴くことはほとんど無いそうだ。選手に資料を渡し、選手が直接交渉することが多いという。これは、日本ではエージェントの資格として弁護士資格が必要というところから、このような状況になっているのだろう。

これは、まったく知りませんでした!エージェントって一種のビジネスですから、資格なんて要らないのかと思っていましたが・・・違うんですね!弁護士資格が必要ということであれば、当然ですが、以下のような現状が必然的におきるわけです。

日本では、エージェントの組織はいまだ無いに等しい。その代わりといっては何だが、マネジメント会社というものが台頭してきている。日本選手のは、こうしたマネジメント会社と契約を結んでいるそうだ。

マネージメント会社と契約すれば、極端な話をすれば、1 人弁護士が在籍してれば、何人でもプロ選手を扱うことができるし、一種目に限らず、野球、サッカー、テニス、ゴルフ・・・ありとあらゆるプロスポーツを扱えるようになりますから。

それにしても、アメリカと日本・・・随分と違いますね!

ミスの法則

先日、投稿記事として「羽生善治氏曰く、「テニスと将棋はとっても似ている!」」を公開しましたが、羽生氏の考えにもうちょっと触れておこうと思います。

先日も紹介した新書、羽生善治著「決断力」(角川oneテーマ21:2005年7月)に面白い一節があります。

将棋では、勝ったケースのほとんどは相手のミスによる勝ちである。本当のことだ。拾い勝ちという感じなのだ。テニスなども、自分の強烈なショットがダウン・ザ・ラインに決まって勝つというより、相手のミスによって「救われた!」というゲーム展開が多いのではないか。(p.98)

正にその通り!といった感触でした。将棋もテニスもミスが勝敗に大きく関与している。しかし、羽生氏のミスに関しての次の文面は、更に納得のいくものでした。

ミスには面白い法則がある。たとえば、最初に相手がミスをする。そして次に自分がミスをする。ミスとミスで帳消しになると思いがちだが、あとからしたミスのほうが罪が重い。そのときのミスは、相手のミスを足した分も加わって大きくなるのだ。つまり、マイナスの度数が高いのだ。だから、序盤から少しずつ利を重ねてきても、たった一手の終盤のミスで、ガラガラと崩れ去る・・・・・(p.99)

こうした法則を知っているのと知らないのとで試合をするのでは、大きくそのやり方に変化が生じるような気がしました。序盤からちょっとしたミスを恐れず、攻める試合展開を実践して、終盤にできるだけミスをしないようにしていく。そうした展開が重要でしょう。守りに入ることは、良いことではありませんから、終盤に入っても攻める必要がありますが、最後まで集中して試合を運ぶことができるようになれば、随分と展開が変わるはずです。

将棋の世界に限らず、テニスやその他のスポーツでも同じ事がいえるでしょう。

関連投稿記事
上記の投稿記事で引用している羽生善治著「決断力」(角川oneテーマ21:2005年7月)に関して、以下の投稿記事も参照して頂ければ幸いです。

羽生善治氏曰く、「テニスと将棋はとっても似ている!」

決断力書店で何気に手に取った新書、羽生善治著「決断力」(角川oneテーマ21:2005年7月)を立ち読みしていると、目に入ってきたのが、テニスという文字。「決断力」というタイトルの新書にしては、テニスというのは面白い!

私は、将棋に関してはまったく素人で、ルールくらいは知っていますし、著者である羽生善治氏が将棋の世界では、何やら凄いヒト、という程度は知っていたのですが、その他詳細は知りませんでした。ただただ新書の中に「テニス」という文字があったから、「将棋のプロが何でテニス!?」という興味のみで購入。

この新書、「いったいどこに決断力に関しての記述があるのかな~」と疑問に思うほど、決断力に関する記述がありません。タイトルから決断力に関する記述を期待しての購入であれば、後悔する書籍かもしれません。ただ、タイトルは別として、内容は本当に面白かった。すらすらと読み進めることができました。

集中力を高めるとか、流れを変えるとか、あるいはその場にどうなじむかというのは、将棋と全部(サッカーとかテニス、バスケット、ラグビー、F1 といったスポーツ)共通している。だから観ていて非常に面白い。特に似ているのはテニスだろう。テニスはトータルなゲームなので、ポイントで勝っても試合に負けることがある。サービスゲームを交互にやったり、一人で流れを変える努力をするところは、すごく似ているし、役に立つ。それに実力差がないときに、どうやって差をつけるかも似ている。(p.160 - 161)

いわれてみれば、なるほどと解りますが、将棋のプロがそうした見方をしているというのが新鮮でした。本書では、随所にテニスに関する記述が出てきます。例えば、こんな記述があります。

テニスにも、昔は「相手よりも一球多く打て」といわれたそうだ。自分から決めにいくとコーチから怒られる。相手がミスをするまで辛抱強くラリーを続ける。何十球、何百球と打ち合ってやっと一ポイントが決まったということもあったそうだ。将棋にも、かつては「勝つ手より負けない手」という言い方があった。(p.23)

「負けてはいけない」と安全に見える筋に気持ちがいってしまうと集中力に欠き、シンプルに勝つ手順をためらうようになるのでこうした「負けない手」を検討していてはいけない、と主張されているのは興味深いですね。更に痛烈な一言が。

守ろう、守ろうとすると後ろ向きになる。守りたければ攻めなければいけない。(p.44)

こうなると将棋の世界でもスポーツの世界でもコンセプト(考え方)は良く似ていることに気付かされます。

関連投稿記事
上記の投稿記事で引用している羽生善治著「決断力」(角川oneテーマ21:2005年7月)に関して、以下の投稿記事も参照して頂ければ幸いです。

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