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カテゴリー:「戯言:スポーツ」に関するアーカイブ

戯言の中で、スポーツに特化した投稿記事。

22 年振り!この日を待っている・・・はずだった!

G:ブライアン・ショー、G:レジー・ルイス、F:ラリー・バード、F:ケビン・マクゲール、C:ロバート・パリッシュ・・・このスターティングメンバーが私が初めて観戦した NBA のプレーオフでのボストンセルティックス。お客様とのミーティングを全てキャンセル。19 時 30 分試合開始に対して 16 時 30 分の開門と同時に入場したボストンガーデン・・・

未だに鮮明に記憶がある!

あれから既に 10 年以上・・・そして、前回の NBA 優勝から既に 22 年も経っていたんですね!BS で録画放映があった NBA Final の第 6 戦は、地元ボストンでの「セルティックス対ロサンゼルス・レイカース」。名門同士の対決で、3 勝 2 敗と NBA タイトルに大手の掛ったボストン・セルティックスが圧勝で終わりました。

歓喜に沸くボストンガーデン。22 年もこの日を持っていたボストン・セルティックスファンは、どんな気持だったのでしょう・私がボストン近郊に在住していた時に申し込んだシーズンチケットは、いったいどうなったのでしょう・・・5004番目の待ち行列は、既に何人がはけたのでしょう・・・

この歓喜のボストンガーデンに立ち会うはずだったんだけどな~どうなっちゃったんだろう・・・

BS の懐かしいボストンセルティックスのフィルムが妙に懐かしく、それこそ嬉しくなったのですが。

誰も解らないか・・・

トリプル・グランドスラム

入ればプレーオフ、はずせば準優勝・・・そんな最終ホール。いったいどれ位の距離があったのでしょうか。結構長いバーディーパットでした。そして、静まり返った 18 番ホールでテレビからもその緊張感が伝わってくる瞬間でした。タイガー・ウッズは見事にやってくれました!長く転がったボールがカップインした瞬間。大きな歓喜と共に雄叫びをあげながらのガッツポーズ。

「unbelievable!」

既にプレーを終了していて、追い付かれたロッコ・ミーディエート選手の感想でした・・・

そして昨日行われたプレーオフ。18 ホールで決着が付かず、迎えた 19 番ホールでタイガーがパーで終了したのに対して、ミーディエートがパーパットを外し、遂に決着しました。

タイガー・ウッズは、 6 年ぶり 3 度目の全米オープン優勝。これで、タイガー・ウッズは、4 つの男子メジャー大会(マスターズ、全米オープン、全英オープン、全米プロゴルフ)全てで 3 勝以上をし、「トリプル・グランドスラム」を達成したことになりました!

それにしても、あの究極の場面でバーディーパットを決める精神力はどこから来るのでしょうか。「神懸かり」とは、まさにあの場面だったような気がします。一流のプロフェッショナルは、「神懸かり」を平気やってのける・・・久し振りに鳥肌が立つ思いでした。

伊達公子選手は日本の大会出場で世界ランカー

何かと話題のクルム伊達公子選手ですが、先日の「カンガルーカップ 2008」、「福岡国際女子テニス 2008」、「久留米市ベストアメニティカップ 2008」の 3 大会に出場。それぞれ、カンガルーカップでは準優勝、その他の大会で Best 8 という戦績でした。

当然ですが、全ての大会が日本での開催。そして、この 3 大会の戦績の結果、クルム伊達公子選手は、世界ランキング 425 位に登場しました。

友人から、「日本の大会にしか参加していないのに、何で世界ランカーになれるのか」と質問されたので、私なりの理解をもって説明してみたいと思います(というか、この手の説明が不思議とどこにもありません・・・)

女子テニスの世界では、女子テニスプレーやの世界ランキングは、Woman Tennis Association (WTA) が管理していて、世界のランキングを毎週更新しています。誰でもご存じのマリア・シャラポワや先日引退宣言をしたジャスティーン・エナンといった選手も、日本の杉山愛選手も、この WTA 管轄の WTA ランキング保持者で、2008 年 5 月 23 日現在、シャラポワが WTA ランキング 1 位。つまり、世界ランキングトップということになっているわけです。

WTA のランキングは、選手が参加した大会の戦績によって、ポイントを獲得することになります。このポイントは、WTA が承認している大会でなければなりませんが、大きく「Sonny Ericsson WTA Tour Tournament」と「ITF Woman’s Circuit」というものに分類することができます。

上記は、それぞれ「大会カテゴリー」というものが設定されていて、前者の「Sonny Ericsson WTA Tour Tournament」は、上位からグランドスラム、Sonny Ericsson Championships、Tier I、Tier II、Tier III、Tier IV と区分され、後者の「ITF Woman’s Circuit」は、100,000ドル、75,000ドル、50,000ドル、25,000ドル、10,000ドルというカテゴリーがあります。(もっと詳細にカテゴリーが分かれていますが、この程度を理解しておけば、素人でも十分に対応できる!?)

それぞれのカテゴリー毎に、獲得できるポイントが設定されています。下表は、「ITF Woman’s Circuit」におけるカテゴリー別のポイント表です。(WTA Tour に関しても提供されていますが、本ブログでは割愛します)

itf-womans-points

上表で、W は優勝、F は準優勝、SF は Best 4、QF は Best 8、R16 は Best 16、R32 は Best 32。更に、QLFR は予選での勝者、Q3 は予選 3 回戦、Q2 は予選 2 回戦ということになっています。

長々となってしまいましたが、クルム伊達公子選手が出場した 3 つの大会は、開催国こそ日本ですが、れっきとした「ITF Woman’s Circuit」に属する国際大会で、50,000ドルというカテゴリーになります。

伊達選手は、「カンガルーカップ」で、予選で勝利したので 3 ポイント、本戦で準優勝で 25 ポイント、「福岡国際」で Best 8 でしたから 9 ポイント、更に「ベストアメニティカップ」でも Best 8 で 9 ポイント。合計 46 ポイント獲得、ということで世界ランカー(WTA ランキング:425 位)となったわけです。

上記のように女子テニスでは、2008 年は、全部で 21 大会が国際大会(WTA ランキングポイントが獲得できる)で、下表のようになっています。下表は、「日本テニス協会::JTA 女子サーキット 2008」で日程等も確認できます。

itf-womans-circuit-japan

上表で、上の 2 大会は、「Sonny Ericsson WTA Tour Tournament」で、その他が「ITF Woman’s Circuit」です。改めて、結構日本でも国際大会があるんだな、なんて考えてみたりして。

さて、もうちょっとだけ。WTA ランキングは、アマチュアでも獲得でき、過去 52 週間で出場した 17 大会の合計ポイントで決定されるのですが、実は以下の条件を満たさなければなりません。(もっとあるかも・・・)

  • 15 歳以上でなければ、予選、本戦に出場できません。(年齢制限は他にもありますが・・・)
  • 3 大会以上の戦績が必要です。
  • 大会は、ランキングより足切りがあります。(当り前かな・・・)

だいたいこんあものでしょうか、基礎知識としては。何せ、独学で知っている知識ですから、ひょっとすると間違っている部分があるかもしれませんが、それは御愛嬌ということで。

「底が浅い」日本テニス界

「ダイヤモンド・オンライン::「スター頼み」の日本スポーツ界に見え隠れする「底の浅さ」」という記事が公開されました。先日のクルム伊達公子選手の活躍を取り上げ、日本のテニス界の問題を指摘しています。記事の内容そのものは、テニスだけではなく、サッカーやゴルフに関しても指摘があります。

テニスに関する部分を抜粋すると・・・

伊達公子の現役復帰が注目を集めている。1996 年に 26 歳の若さで引退。2001 年に結婚し、クルム伊達公子となった後もジュニア層の指導などを行なってきたが、今年 4 月、プロとしての現役復帰を表明した。

12 年間のブランクと 37 歳という年齢もあって、トップでの活躍は無理と思われたが、復帰戦となった 5 月初旬のカンガルー杯国際女子オープンではシングルスで準優勝、高校生の奈良くるみと組んだダブルスでは優勝。ファンを驚かせた。

公開された記事は、上記の出だしで始まっています。更に記事は続きます。

2 人の影響力には目を見張るものがある。伊達が復帰したカンガルー杯は 1 週間で 2 万 5 千人もの観客を動員。これは例年の 2 倍以上。大会史上最多記録だったそうだ。(中略)さすがに世界で活躍したスターだけのことはある。伊達は世界ランキング 4 位、ウインブルドンでベスト 4、WTA ツアー通算 7 勝といった数々の快挙を成し遂げた。

ここまでは、とりあえずテニスファンであれば、既にご存じの通りの内容です。私が、この記事を取り上げている理由は、更に続く以下のような内容です。

この一連の流れを見ていて疑問を感じる部分がある。テニス界、サッカー界内部でも、総じて 2 人の復帰(伊達選手とサッカーの中田英寿選手を指しています)を歓迎する空気があることだ。大会の主催者やスポンサー、マスコミ、ファンが喜ぶのは分かるが、現場の人々、指導者や選手がそれに同調するのはおかしいのではないか。スーパースターとはいえ、ひとりの選手の復帰に話題が独占されるのは、現状のテニス界とサッカー界の魅力のなさ、停滞状況を示しているといえる。(中略)このような状況を招いてしまったテニス界、サッカー界の関係者は反省することはもちろんだが、一方で復帰を喜ぶ流れを不快に感じ、反発しなければおかしいのである。

上記の記述は、私個人としては全く同感です。記事の後半には、「1 人のスターに人気が左右される状況は「底が浅い」ことを示している。関係者は、この流れを不自然と受け止め、選手育成システムを考えなおしたり、選手の意識改革を促すなど、そのスポーツを原点から見直す努力が必要」と締めくくっています。

本記事が、ビジネスの世界ではよく知られている「ダイヤモンド・オンライン」から公開されているのがちょっと残念です。なぜなら、スポーツ界関係者は、きっとこのウェブサイトを知らないのでは!?と感じるからです。

クルム伊達公子プロの隠された!?凄さ

「岐阜カンガルーカップ 2008」では、シングルス準優勝、ダブルスは優勝という結果だったクルム伊達公子プロ。現在は、復帰後 2 大会目になる「福岡国際女子オープン」という大会に出場していることは、既にテニスファンならずともご存知ですよね。ダブルスは、残念ながら 1 回戦で敗退してしまいましたが、シングルスは本日も勝利して、現在 Best 8 といったところですが。

あっちこっちで、伊達選手のメンタル面での凄さ、現役当時と変わらない技に関しては報告されていますから、いまここで改めて記述することは必要ないでしょう。

私は、そうした伊達選手の強さよりも、ちょっとブロガーとしての視点から・・・

なんとなんと、死闘を繰り広げたその後、いやいや試合後、ほとんど毎日、本人のブログが更新されるのです。その本人のブログは、「伊達公子オフィシャルブログ - Always Smile -」ですが、試合後、ほぼリアルタイムでスタッフ通信と称して、試合結果が報告されます。その後、多分伊達選手本人だと思いますが、試合内容に関しての投稿記事がアップされます。しかも写真付きだし、22時をまわってから。

これって凄いですよ!

しかも投稿記事の数は、他のプロ選手のブログを圧倒する多さです。単純に、試合の結果だけではないし、いわゆる日記でもなく、試合後の課題や反省点も記述されています。まさにプロ選手として、ファンを大切にする伊達選手の姿勢には脱帽します。

自分でブログを公開していますから、自分自身では如何に毎日の更新が大変かも少しは分かっていると思いますし、ましてや試合後だというのに。

こうした伊達選手の姿勢からまずは若い選手は学んでみたら如何でしょうか?

深夜になって、2 回戦で「カンガルーカップ」でも対戦した藤原里華プロが本人のブログを更新しましたね。そこに、以下のような一文があります。

勝負どころ、相手の心を突き放す、そこの場面でどういうプレーをするか。そして、試合を通して相手にどれだけ有効なプレッシャーをかけ続けるか。負けたくないと言う気持ちをいかにプレーで表現するか。いい修行させていただいております。

既に、若い選手は、伊達プロとの対戦から多くのことを学んでいる様子を垣間見ることができますね。

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