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内田樹氏の本

BRUTUS 1-1 20082008 年、正に私にとっての「マイブーム」は、内田樹氏!その軽快な文脈や表面的でいて、いざとなったら話題するトピックスに関しての深い分析は、ちょっとした衝撃を与えてくれます。

最初の出会い(といっても、実際にはお会いした事はありませんが・・・)は、新幹線を待っている時に、たまたま見つけた雑誌「BRUTUS 2008 1/1・15 合併号」の特集「読書計画 2008」に内田氏の名前を見つけたところからでした。出会いに関する詳細は、本ブログの投稿記事、「大学入試「現代文頻出著者」ランキング!?」に記載しましたので、興味のある方は、参照して頂ければ幸いです。

フランス現代思想と武道というまったく共通点がない!?2 つの専門分野を持ち、マイノリティーとしてのその考え方に興味を持ったのが最初でした。そして、自分としてまったく興味がないフランス現代思想ではなく、「武道」に関連した本を探して読み出しました。

それが、「新運動理論」のページでも紹介した内田樹著「私の身体は頭がいい」(文春文庫:2007年9月)です。そして、この文庫本がきっかけで、何といっても、この本の衝撃は凄かった・・・

下記のリストは、内田氏の本を直近に読了した物から上位にリストを作成しました。【推奨】は、内田氏の本を読まれたいと考えているのであれば、是非読んでみて頂きたい本、【凖推奨】は、もし興味があれば読んでみたら如何、と感じたものに付記しています。

街場の現代思想

文庫本が出版されてすぐに購入。アメリカ出張中に読了した内田樹著「街場の現代思想」(文春文庫:2008年4月)は、最初の「文化資本」に関する章立ては、熟読するに値すると考えています。実は、その他の章に関しては、ちょっと今までになく内容が薄いかな、と感じてしまいましたが。それこそ、内田氏のブログそのもの、といった印象でした。

さて、「文化資本」の考え方は、以前読了している「14歳の子を持つ親たちへ」でも記述がありますが、本書に記載されているほど深くはありません。現在の子供(大学生をも含みます)達の問題点を指摘して、「教養」がなくなっている、そして「文化資本」が劣ってきていると指摘しています。まったく、その通り、と感動を覚えるほどの迫力ある文章です。「教養とは」、「文化資本とは」を理解したい方には一読をお勧めします。

東京ファイティングキッズ

東京ファイティングキッズ (朝日文庫 う 15-1) (朝日文庫 う 15-1)内田樹、平川克美著「東京ファイティングキッズ」(朝日文庫:2007年5月)は、予想以上に面白く、内田氏のいつもの軽快な言い回しはいつものように感心させられますが、それに加え平川氏のビジネスに関する視点もちょっとこれまでに無い面白さがあります。

ビジネスそのもに関する記述というよりは、ビジネス哲学ともいうのでしょうか。これまでにない新鮮さがあります。残念ながら、内田氏のビジネスの話が少ないのですが、平川氏の話で充分に満足できる!?はずです。

企業戦略や戦術といったところは、実はアメリカの軍隊用語だったのですが、それをズバリ指摘していて、数字だけの戦略思考に注意を促しているところは、正に的を得ているような気がしています。

前半は、ちょっと散漫に感じるメールのやり取りですが、中盤の「大学論」、更に後半になっての「アメリカ論」は、かなり迫力があります。独自の視点でのメールのやり取りは、流石に「そっか!」といった気づきが多く、一気に読み進むことができました。

疲れすぎて眠れぬ夜のために

疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫 う 17-2)内田樹氏の書籍としては、5 冊目になる内田樹著「疲れすぎて眠れぬ夜のために」(角川文庫:2007年9月)

この文庫、内田樹氏を知りたいとか、著書を読んでみたいといった方には、超お勧めだと感じました!文庫本という手軽さもありますが、それよりも、これまでに出版されている書籍の内容の多くを網羅しているし、内容がいろいろと豊富で、内田氏の言い回しや思想を簡単に知ることができるような気がします。

この文庫の内容や話の展開に疲れてしまう方は、他の内田氏の本も読了するのが難しいかもしれません。

本の内容はというと、以下の 5 つの章立てになっています。

  1. 心耳を澄ます
  2. 働くことに疲れたら
  3. 身体の感覚を蘇らせる
  4. 「らしく」生きる
  5. 家族を愛するとは

本の「終わりに」に示されていますが、この本は「無理はいけないよ」「我慢しちゃいけないよ」ということを主張しているそうです。なかなかそうしたメッセージは伝わってはこないのですが、全ての章が内容が解りやすく、それでいて的を得ていて!

ためらいの倫理学―戦争・性・物語

ためらいの倫理学―戦争・性・物語 (角川文庫)「ためらいの倫理学―戦争・性・物語」(角川文庫:2003年8月)は、内田氏の単著としてのデビュー作。副題にあるように、内容は、戦争・性・物語に関してですが、その掘り下げ方に圧倒されました。

内田氏を知るためには、まずはこの本から入るのが本来は常道なのかもしれません。ちょっと展開が解らなくとも、どんどん読み進むことを推奨します。読み進めていくうちに、内田氏の思想が垣間見えるようになる、と感じています。

本書を内田氏のデビュー作ということもあって、最初に読むべき推奨本としていましたが、内容がかなり難しいため、もうちょっと気楽にトライできる「疲れすぎて眠れぬ夜のために」を最初に読んでから、こちらの「ためらいの倫理学―戦争・性・物語」を読まれることを推奨します。

14歳の子を持つ親たちへ

14歳の子を持つ親たちへ (新潮新書)内田樹、名越康文著「14歳の子を持つ親たちへ」(新潮新書:2005年4月)は、精神科医の名越康文氏との会話形式の内容です。前半の教育論は流石ですが、後半にちょっと勢いがなくなったような感じ。また、「14 歳」というキーワードは、まったく関係なく子供をもつ親であれば、どなたでも参考になると思いますが。

本書の冒頭で、養老孟司氏、甲野義紀氏、名越康文氏、内田樹氏の 4 名は、世間ではマイノリティーで、よっぽどのことがないと表に出てこない人達と称しているのは、ちょっと笑えました!そうしたマイノリティーの方々の著書を読んでいる私は・・・

それはさておき、本書の内容は、教育に関して、かなり過激な発言あります。特に、その原因を子ども達自身におくのではなく、むしろ親に原因がある、としています。

  • 子どもは色々とシグナルを発信しているのに、母親がそれをほとんどシステマチックに無視する。(p.46)
  • 専門家(精神科医)の一つの固定観念的な尺度から見ると、どう見ても親の方が病気なんです。(p.47)

まだまだありますが・・・ちょっと過激ですが、とても参考になります。こうした「親」批判を素直に受け入れて、修正するか改善するか。それを真剣に考えようと考える方々にはとってもためになります。

新運動理論

内田樹、平尾剛著「合気道とラグビーを貫くもの 次世代の身体論」(朝日新書:2007年9月)「私の身体は頭がいい」(文春文庫:2007年9月)は、別ページ「新運動理論」を参照下さい。

内田氏の未読の文庫、新書

単行本も出版されていると思いますが、価格的にリーズナブルな文庫、新書に関して興味がある未読の本をリストしています。本ブログの投稿記事「内田樹氏の著書をもうちょっと読んでみたい!」を参照。

まずは、文庫本のリストから!

さてさて、新書はというと・・・

(改:2008年05月24日)
(改:2008年05月03日)
(改:2008年04月30日)
(改:2008年04月19日)
(改:2008年04月17日)
(改:2008年03月12日)
(記:2008年03月02日)