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カテゴリー:「戯言:スポーツ」に関するアーカイブ

戯言の中で、スポーツに特化した投稿記事。

杉田祐一 vs. 錦織圭の行方は・・・

世間では、錦織圭選手の優勝が騒がれています。若干、18 歳の少年が、日本人では勝つのが難しいといわれている男子プロテニストーナメントで優勝したのですから、テニス界だけではなく、日本男子スポーツ界に新たなスター誕生・・・

錦織圭選手が優勝したのは、「Delray Beach International Tennis Championships 2008」という大会で、予選から勝ち上がりで、優勝したのですから、並大抵の事ではありませんね。

さて、錦織圭選手の活躍は素晴らしいと思うのですが、昨年同時期にプロ転向を宣言した杉田祐一選手の最近の動向はどうなっているのでしょう!?まったく、噂がなくなってしまったような気がするのは私だけでしょうか?

本ブログの投稿記事、「誰が気にする!?17 歳天才テニス少年、錦織圭選手がプロ宣言!」で記述しましたが、錦織圭選手は、アメリカをベースにして転戦していますから、一般の日本人には余りなじみのない!?選手。

一方、杉田祐一選手は、三菱電機と契約するプロ選手で、現在、早稲田大学の 1 年生のはずです。言うなれば、「日本人としての生え抜き」の選手なわけです。同年代、同時期にプロ宣言した 2 人・・・今回の優勝が、杉田祐一選手であれば、今回の騒ぎよりも大きなニュースになったのではないでしょうか。

実際、こうして投稿記事を書いている私でさえも、「錦織選手か~杉田選手だったらな~」なんてことを考えているから、こうした投稿記事になってしまう。

今回の錦織選手の優勝は、日本テニス界にとっては、大きな刺激だと思いますが、10 代選手が活躍する野球や卓球・・・更には、女子プロゴルフほどの衝撃はないような気がしいて、残念でならないのは私だけではないはずです。

筋トレをすると怪我が多くなる!?

身体から革命を起こす (新潮文庫 こ 43-1)新運動理論という言葉を本ブログの投稿記事、本ブログの投稿記事、「新運動理論」で紹介してから、3 冊目になる甲野善紀、田中聡著「身体から革命を起こす」(新潮文庫:2007年8月)を読了しました。

最初に読んだ内田樹著「私の身体は頭がいい」(文春文庫:2007年9月)といい、2 冊目に読んだ内田樹、平尾剛著「合気道とラグビーを貫くもの 次世代の身体論」(朝日新書:2007年9月)といい、これまで疑問に感じていた自分のスポーツに関する考え方が、目の前の霧がす~っと晴れてくるような、そんな爽快感を感じています。

その疑問の一つが、筋トレ!所謂、ウェイトトレーニングです。

私が、まだ現役の学生バスケットボール選手だった頃、極真空手をやっているの友人がいました。日本では、少しはその名前が知れていたようですが、私はそんな事はまったく知りませんでした。そんな彼が、言っていたこと・・・

「筋トレで鍛えれば鍛えるほど、自分の身体の弱点を公開してしまっている!」

彼が言うには、筋トレをすればするほど、筋肉の強弱が明確になってきて、自分の体の弱いところがはっきりと見て取れてしまう、というのです。例えば、腹筋ですが、鍛えれば鍛えるほど、「腹筋にくびれ」ができてきて、筋のところが所謂弱点である、というのです。空手で、その筋を突かれるたら、多分相手の指が簡単に自分に腹穴を開けてしまうだろう、と主張していました。

「何を言っているんだ?」と当時は、相手にしませんでしたが、あれ以降、「筋トレをすればするほど、自分の弱点を公開している」という言葉に何か引っ掛かる・・・世界に挑戦する多くのアスリートが、筋トレに走る・・・そんな状況を見ては、「本当にこれでいいのかな」と疑問に感じていました。そして、この筋トレに関する疑問は、新運動理論では明確に否定しています。

筋トレをして筋肉を太く大きくすると、かえって肉離れとか不具合か起きていることが多いわけです。人間の身体というのは、ただ太く大きくするよりも、全体としてうまくバランスを取っていくほうがいい。(p.45)

目的も無く、ただただ一部分に負荷をかけて、筋肉を大きく太くしても、身体バランスが崩れて、返って怪我が多くなるというのが結論なのです。正に、以前に私が友人から聞いていた「身体の強弱が明確になってしまう」ということを解説しています。

本書では、本来身体というのは、「生きるために」使われるべきであり、普段の生活の工夫から出来上がるべきものであるとしています。例えば、何か重いものを持とうとするときに、何とかして楽に持つ方法は無いかと工夫する!そんな工夫の中で、身体が鍛えられていくのが普通だ、としているわけです。

正に、こうした展開が随所に展開されていて、本当に面白い文庫に出会った、と密かに感動しています。

新運動理論!?身体から革命を起こす

身体から革命を起こす (新潮文庫 こ 43-1)以前の本ブログの投稿記事、「新運動理論」でご紹介した文庫、甲野善紀、田中聡著「身体から革命を起こす」(新潮文庫:2007年8月)を読み始めました。

これまで、甲野善紀氏には興味があって、いろいろと文庫や単行本を読んでみようと試みましたが、私のような凡人には、ちょっと難しい・・・「何のための記述なのか」と何度読み返す部分も多く、読了ができませんでした。

ところが、この「身体から革命を起こす」は、田中聡氏の絶妙なタイミングでの甲野氏の説明を入れ、田中氏の言葉で話を展開するので、素人である私にも理解し易く構成されています。

これまで、甲野氏に関する考え方は、内田樹氏の文献で触れていますから、その分、これまでよりも理解力が私にできていることは事実ですが。

まだまだ前半ですが、指導者やコーチに対する批判、学校教育に対する批判、そして現代スポーツに関する間違った姿勢・・・どれをとっても、背景には強い信念と実践から得た体験談もあり、非常に説得力があります。

読み易い文体で、上記のような独自の視点での考え方は、すらすらと理解できる!内容に、それほど期待していなかった(失礼)ので、この文庫は、「当たり」の気配。

読後感は、もうちょっと読み進めてから公開していこうと思います。

新運動理論!?関連でちょっと気になる本

内田樹氏の身体に関する文庫や新書を読んでいると、何やら良く解らない魅力を感じ、その背景や元となる思想をもうちょっと知りたくなります。これって、内田氏の文章の巧みさなのか、それとも内田氏自身に私が興味があるのか、まだ判断できませんが、それでも、内田氏が指摘している本や人物をもうちょっと知りたい。

そこで、自分用の覚書として、本投稿記事を公開しておきます。

本投稿記事は、時間と共に更新していこうと思います。

合気道とラグビーを貫くもの

合気道とラグビーを貫くもの 次世代の身体論 [朝日新書064] (朝日新書 64)内田樹氏の文庫本、内田樹著「私の身体は頭がいい」(文春文庫:2007年9月)が、個人的にはとても衝撃的だったので、もうちょっと内田氏の新書か文庫本を読んでみたいと考えて、新書である内田樹、平尾剛著「合気道とラグビーを貫くもの 次世代の身体論」(朝日新書:2007年9月)を購入。

まだ、読了に至っていませんが、ちょっと期待外れといった感じです。個人的には、会話形式の文面が苦手ということもあるのですが、最初の「私の身体は頭がいい」があまりにも衝撃的だったから、ということも手伝っていると考えています。

ミラーニューロンの話や武道で言われる「居着き」といった現象に関しても会話が進んでいますが、既に「私の身体は頭がいい」で詳細が語られているし・・・前半は、ちょっと退屈な感じがします。

ただ、ラグビーファンであれば、誰でもご存知の!?平尾剛氏が、ラグビーを通して感じた「武道」と同等の感触を解説しているところは流石に面白いのですが、やはり「衝撃的」といったレベルには達していないような気がしています。

もし、内田樹氏の「武道論」を読みたければ、「私の身体は頭がいい」をまずは推奨しますが、ちょっと寝転がって読むには重厚な文面ですので、もっと気楽にその一端を知りたいと感じている方であれば、「合気道とラグビーを貫くもの 次世代の身体論」の方が入り易いかもしれません。

勝敗のみに拘った世界から、更なる上の世界を目指すご両人の存在は、何かを我々に訴えてくれます。

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