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感動!内田樹氏の「女性管理職」に関する所感

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最近、フィクションの経済小説(本来は、ハードボイルド小説!?)を読みあさって(といってもたった 1 冊ですが・・・)いて、ちょっと物足りなさがあって、再度内田樹氏の書籍へ戻ってみました。でも、やっぱり面白い!

疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫 う 17-2)内田樹氏の書籍としては、5 冊目になる内田樹著「疲れすぎて眠れぬ夜のために」(角川文庫:2007年9月)

一つ前に読んだのが内田樹著「ためらいの倫理学―戦争・性・物語」(角川文庫:2003年8月)で、ちょっと内容が難しかったのですが、それに比べると何とも読み易いし、内容も戦争や性といったことではなく、もっともっと身近な話題が多いのも特徴でしょう。

内田樹氏を読むには、意外とこの「疲れすぎて眠れぬ夜のために」が良いかも。この内容で、反感や違和感を感じる方々は、内田樹氏の書籍を読むのは辛いかもしれません。

さてさて、そうした「疲れすぎて眠れぬ夜のために」ですが、何とも面白い、というか「ふんふん。そうそう。」といった文脈がありとあらゆるところにあるのですが、その中でも強烈なのが、女性管理職者に関する下記のような所感です。

見てきた通り、「会社のため」というよりは「私のため」に仕事をするというのがフェミニストの社会進出の動機づけの一つですから、女性が出世した場合に、一番困るのが、「会社の利益より自己利益を優先させる傾向」です。そういう女性は、自分に対する贈り物を「たまたま自分が会社の中で占めているポストと権限」に対する計算づくの贈り物であるとはとらえず、「自分個人の能力に対する称讃と敬意を示すもの」ととらえがちです。(p.63)

上記の内容の前書きとして、「こうしたことを書くと問題になりそうですけど・・・」と断っていますが、上記の所感は正に私の回りいた女性管理職の方々を言い当てているので、思わず拍手をしてしまおうかと思ってしまいました。全ての女性管理職の方々がそうである、と断言しているわけではないし、男性の管理職者にも同じように「私のため」に仕事をしている人は沢山いますが、やはり上記のような傾向は女性管理職に多い!少なくとも私の経験から揺るぎの無い事実ですから。

それにしても、「問題になりそう」と断った上で、こうした記述を自由にできる内田氏は、やっぱり面白い!



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