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レミニセンス現象:フテ寝して強くなる!

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夢の科学 (ブルーバックス)昨日、「夢の科学」というタイトルで、投稿記事を公開しました。「結論」に記述されている「脳は何度か自己活性化する」という文面は、新書、アラン・ホブソン著「夢の科学」(ブルーバックス:2003年12月)にありますが、何とも不思議な感覚ですが、科学的な根拠によって裏付けられていますから、そうした事実はすんなり「なるほどね~」と感心させられました。

実は、上記の内容と同じようなことが、以前ご紹介した池谷裕二著「記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方」(ブルーバックス:2001年1月)にも記述されています。

記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方この池谷氏の新書では、「現在の脳科学の見解によれば、夢は脳の情報を整え、記憶を強化するために必須な過程である (p.212)」と記述されています。

更に、「記憶は夢を見ることによって保存される」とし、「寝ることは、ものごとをしっかりと覚えるための大切な行為」であることを強調しています。

特に、米国の精神医学者スティックコールドの認知神経科学雑誌に紹介された見解を紹介しています。

何か新しい知識や技法を身につけるためには、覚えたその日に 6 時間以上眠ることが欠かせないという研究結果を発表しました。(池谷氏の新書、p.212)

この事例として、テニスを上げています。

テニスのレッスンでどんなに練習してもうまく打てるようにならないコースがあり、精神的にも煮詰まってしまいフテ寝をしてしまったが、翌日に試してみたらすんなり打てたなどという現象がそれです。(中略)こうした現象は「レミニセンス(追憶)現象」とよばれています。寝ている間に記憶がきちんと整理整頓され、その後の学習を助けた結果であると考えられています。(p.212)

こうした事例は、身の周りに起きている事実ですから、説得力がありますね。そして、上記のような内容は、睡眠科学の世界的権威であるアラン・ホブソンも上記の新書に以下のように記述しています。

睡眠中に活性化した脳は何をしているのでしょう。いくつも答えはあるが、特に重要なのは情報処理、記憶の固定および修正、新しく学習した技能の習得などである。(p.217)

一夜漬けでの勉強や、スポーツでの集中した特訓ということより、「フテ寝」することが、どうやら効果を倍増する秘策!?なのかも知れませんね。



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