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メールのやり取りが書籍になる!「東京ファイティングキッズ」

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東京ファイティングキッズ (朝日文庫 う 15-1) (朝日文庫 う 15-1)内田樹氏の書籍を読みあさっているのは、既に何度も投稿記事にしているので、改めて本投稿記事で公開する必要は無いと思いますが・・・

5 冊目を読了し、6 冊目として選んだのは、内田樹、平川克美著「東京ファイティングキッズ」(朝日文庫:2007年5月)です。というと、ちょっと大袈裟で、書店で偶然見つけたから、というのが本音ですが、内田氏の書籍は、私にとっては、「はずれ」がないので、どっから読んでも良い訳でして。

最近の仕事の関係で、移動時間が長いせいか、とにかく一気に読み進められるのは嬉しいことです。この本、学者!?である内田氏と、ビジネスマンである平川氏のメールでのやり取りを書籍にしたものですが、何とも奇妙なやり取りです。一つ一つのメールの内容は、素晴らしい内容のものが多いのですが、あるメールのテーマに対して、返信が必ずその内容を掘り下げるような内容にはなっていないのです。これが、表面的にメールの単純なやり取りで、テーマが散乱していると感じる方には、読み進めるのは苦痛かもしれませんが、私は、「散乱しテーマをメールでやり取りできる仲である内田氏と平川氏に興味がある」というちょっと変わった!?感覚です。

受信したメールに質問事項があっても、まったく回答をせず返信する。それに対して何も反論することなく、まったく新しいメールの内容を更に返信する・・・そんなことを何度も平気で繰り返す!そんな仲間があることがちょっと羨ましい。

また、それぞれのメールは、本当に「はっ」と思わせてくれるような内容があり、直ぐにその内容に引き込まれてしまう自分に気が付きます。

平川氏は、ビジネスマンということもあって、内田氏の書籍にはあまり現れないビジネスの思想に関する内容が、本書には多いのも私個人として興味深いところです。



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