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スポーツで強くなるための科学的アプローチ

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スポーツは「良い子」を育てるか (生活人新書)新書、永井洋一著「スポーツは「良い子」を育てるか」 (生活人新書:2004年6月)は、衝撃的な内容が記述されているということは、投稿記事「スポーツは「良い子」を育てるか!?」で公開しました。

この新書、スポーツの在り方、特に少年少女のスポーツに対して大人のあり方を痛烈に批判し、本来のスポーツの在り方を説いていますが、更により強い選手になるための「科学的アプローチ」というものも説明しています。その「科学的アプローチ」は、これまでの脳科学の世界でも似たような記述がありますので、かなり説得力がありますが、基本的には我々のビジネスの世界でも実践しているような内容で、ちょっとビックリしました!(っ、結構当たり前のことですが・・・)

その科学的アプローチとは、以下のようなステップです。

  1. 分析:
    現在の状況を冷静に把握すること。スポーツの世界は、特に技術・戦略・体力の要素に関して、何が不足しているのか、それをどのレベルまで引き上げれば目的を達成することができるのか、ということを把握する。
  2. 仮説:
    分析できた事項に対して、解決策を探り、一つの方法を用いることを決める。
  3. 実践:
    仮説で引き出した方法を試してみる。このとき、常に実践していることが正しいかどうか、確認しながら試すことが重要。
  4. 検証:
    一定期間、仮説に基づいた実践を行った後に、それが正しい効果を導き出しているかどうかを確かめる。
  5. 新たな仮説と実践:
    検証の結果、1 ~ 4 のアプローチが正しいものであったと判断されれば、次のステップも同様の方法を用いる。修正が必要な部分が見つかれば、新しい方法について再び 2 の仮説からスタートする。

(上記新書:p.205 ~ 206 を参照)

ビジネスの世界での「問題解決のステップ」で語られている内容とほとんど同じです。ここで、詳細を記述することはしませんが、やぱり上記のようなアプローチが最も効果的で、もっとも簡単である、と感じるのは私だけではなさそうです。

重要なことは、上記のようなステップを信じて実践すること!それによって「強くなっている」と自覚ができれば、更なるアプローチの向上を図っていけば良い。

結構、新書自体は、衝撃的な内容ですが、上記のような「やるべきこと」も示されているのは好感がもてる新書です。



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