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カテゴリー:「戯言:スポーツ」に関するアーカイブ

戯言の中で、スポーツに特化した投稿記事。

日本テニス界は、もっと危機感を感じて欲しい!?

連日のニュース・・・クルム伊達公子選手は、シングルス決勝で敗れてしまい準優勝。ダブルスは、フルセットの末、優勝という結果だった「岐阜県カンガルーカップ 2008」。私個人としては、伊達選手の素晴らしいショットバリエーション、それを生かすためのメンタルタフネス、更には、ファンを大切にするプロ魂、と単純に結果だけを振り返ってもその凄さ、素晴らしさは、特筆すべき内容だったと感じています。

さて、そうした伊達選手の活躍、いったいどのように周囲は反応すべきなのでしょうか。単純に「すご~い!」とか「素晴らしい~」といった感想だけでは済まない!

とても興味深い投稿記事を見つけました。それは、先日も本ブログの投稿記事、「プロ選手のスポンサーになるということ」で、他の投稿記事を参考にさせて頂いた内田暁女史による「LA在住ライターの「LALALAスポーツのほほん漫遊録」::小浦氏が語る、伊達快進撃の「現実の裏の真実」」というもの。「現 JTA 強化本部本部部長にして、伊達公子を中学生時代から指導してきた小浦武志氏が、伊達公子が復帰を決意し、今に至るまでの経緯」ということで、小浦氏の話が紹介されています。

全文は、投稿記事を参照して頂きたいのですが、私にはかなり衝撃的な内容を含んでいます。ちょっと引用しながら、私なりの感想を記述していきたいと思います。

昨日の中村、その前に藤原が負けたということもあり、随所で、「日本テニスはどうなってるんや」という話が聞かれます。ただ(伊達は) 3 週連続で(大会に)出るので、体力的なことも懸念されますが、来週また同じことが起きるかと言ったら、かなりのチェックが伊達に入りますので、それは難しいと思います。なので、来週の福岡の戦いは、伊達がそんなに簡単に勝てるとは思っていません。

上記で話が出ている「中村」や「藤原」と表現されているのは、日本を代表する女子プロテニスプレーヤ。そうした日本のトッププロは、最初の大会だから伊達選手を「甘く見ていた!」ということでしょうか。即ち、伊達選手が、大会前に「若い人達に刺激を・・・今の日本では杉山愛ちゃんが頑張っているようですけど・・・」と表現した意味に気が付かなかった、ということですよね。そうした表現を伊達選手に許してしまったプロとしてのプライドが足りなかった、と暗に表現しているように解釈できないでしょうか。

もし私の解釈が正しいとするなら、そうした現役女子プロの強化を担当している小浦氏の責任は計りしれません。平然と上記のような発言ができてしまう環境は、やはり外野かららすれば、ちょっと「異常な世界」としか映りません。伊達選手へのアドバイスに関しては実施して、他のプロ選手へのアドバイスは実施しなかったのでしょうか!?伊達選手対策は!?

これまで彼女は現役を止めて11 年半、キッズテニスや JICA などのセカンドキャリアでテニスに携わってきましたが、私としては、正直物足りなかった。50 歳になっても出来る仕事だと。なら、今出たいというなら、「名選手、必ずしも名コーチあらず」ということもありますから、あなたがテニス界にできることは、体を張って恩返しをすることだと。それが一番。

上記の発言も信じられません・・・11 年半も「物足りなかった」伊達選手のセカンドキャリアを放置していた・・・その間に伊達選手を慕って、そして信じてレッスンしてきたテニス選手は、上記のコメントにどう反応すればいいのでしょうか。伊達選手のコーチを受けてきました、というプレーヤ、特に若いジュニアの選手に対して、「伊達選手のセカンドキャリアとしてのテニスは物足りないから」と言い訳をするのでしょうか。あまりにも上記の発言は無責任だと思いませんか!?

全日本選手権も、ワイルドカードで出ようと思えば、出られる。でも、本人はランキングでちゃんと勝負したい、そう言っていたんです。今大会も、メインドローに出すと言われたんですが、「それは要らない」と言いました。

上記は、伊達選手の凄さではあると思うのですが、一方でワイルドカードを提供してしまう日本テニス界の最大の課題が浮き彫りになっていると感じました。「そっか、やっぱり!」と残念ながら膝を打ってしまいました。

ランキングホルダーではないのですから、例え過去の実績が素晴らしくとも、予選からの出場は当然のことなはずです。伊達選手は、ワイルドカードの提供に対しても「そんなことをしているからダメなんです」と言っていると思いませんか!?もし、そうだとすれば、そうした失態を協会は素直に受け入れ反省すべきなのだと思いますが・・・

本当に、目に見えない色んなモノが、浮き彫りになってきました。僕は、日本のテニスは間違いなく、来週から変わると思います。中村や藤原も、来週は目の色を変えてやってくるでしょう。皆さん方には、思いっきり書いて下さって結構です。「ナニやってる、日本のテニス」と書いて下さって良いです。ここで私が受けて立っていますから。

上記もちょっと・・・どうやって受けて取ってくれるのでしょうか。本気で、そして日本のあちらこちらに真剣にテニスを応援している我々のような庶民の意見を、どうやって受け取ってくれるのでしょうか。軽々しい発言としか捉えることができません。具体的にどうやってといった内容は示されていませんから・・・

伊達選手の戦績は、それこそ伊達選手が試合前に発言していた「若い人達への刺激」だけには留まらなくなりました。日本のテニスを支える各種団体(テニス協会だけではありません・・・)、現役のプロ選手、監督やコーチ、そして将来有望視される競技テニスを実践している選手、そしてテニスを応援する周囲の人達(我々のようなジュニア選手の親達を含みます)、全てが真剣に「日本のテニス」を見直す必要があります。

小浦氏の発言は、そういう意味で、あまりにも他人事のように感じてしまって、寂しい気もしますが、そうした感慨にふけっている時間がありません。これをきっかけに、真剣に「日本テニス」を考え直しませんか?

日本のサッカーが、頂点から末端までを組織化し、更には世界で通用する日本サッカーを創造するために、一致団結して成功を収めているではありませんか!日本野球が「つまらなくなった・・・」という感想もあるでしょうけど、それでも世界に通用する純日本人を世界へ排出しているではありませんか!水泳だって、柔道だって、陸上だって、日本人の活躍は、連日報道されていますよ。

テニスだって、絶対にそうした可能性があるに違いないのです!167cm のエナンが世界を獲るのですから、日本人特有の背格好で単純に不利です、といった言い訳はできません。

伊達選手、上記のような発奮を期待しての復帰劇だったと信じて・・・

井上康生選手、「わが柔道人生に悔いなし」

井上康生選手が引退を表明しましたね・・・重量級を担ってきた日本を代表する柔道家が、多くのファンから惜しまれながら現役を去ることになりました。

本日をもって第一線から退く決意をいたしました。5 歳から始めて、柔道にすべての情熱を注いできました。わが柔道人生に悔いはなし、という気持ちです

上記は、井上選手の第一声です。ちょっと寂しい気もしますが、本当に「お疲れ様でした」と一ファンとして声を掛けさせて頂きたい思いでいっぱいです。

井上康生選手に関しては、本ブログでは、あまり語っていませんが、個人的にとても好きなアスリートでした。人間的な大きさを感じる人、というのが大きな理由ですが、なかなかそうした「人間の大きさ」を感じる選手が少ないのも事実です。

その井上選手の大きさを表現する素晴らしいブログの投稿記事を見つけました。それは、「柔道家・鈴木桂治のブログ::勝手に話をします。」です。そうです、あの井上選手の最大のライバルと評される鈴木桂治選手のブログです。

こんなしつこい後輩を嫌がりもせず、かわいがってくれるし、一緒に酒飲んだり、バカ騒ぎしたり、時には真剣に柔道の話をしたり。本当にありがたいことです。お父さんの明さんも、息子の敵にもかかわらず、一緒に柔道の話、時にはパチンコの話(こっちの方が多かったかな?)で、一緒に食事したり。本当に井上家には、頭が下がります。オレの-100でのオリンピックの夢を絶ったのは、お兄さんの智先輩だし!!井上家は、オレの人生に影響力スゲーんです。

これが井上選手の器量なんでしょうね~背中を追ってくる後輩に対し、真向から柔道を通して向き合う。柔道というスポーツを通して、勝負を越えての話ができる・・・これが、人間としての大きさを知らずして身に付けていったのでしょうね。

引退後、井上選手は、語学学習と海外修行を兼ねた英国留学へ出発し、約 2 年間の予定で、国際人としての基礎を学ぶ、とのことで、今後の指導者としての井上選手に期待がかかります。

それにしても、「勝つべきして勝つ」というプレッシャーの中、本当にご苦労様でした。

プロ選手のスポンサーになるということ

伊達公子選手の快進撃が続いている日本女子テニス界で、連日伊達選手のインタビューが報道されています。個人的には、誰が伊達選手を倒すのか、楽しみにしていましたが、日本女子テニスでのランキング 3 位、世界ランキング 80 位、大会の第 1 シードである中村藍子選手も破って、現在 Best 4!どうやらこのまま優勝しそうな勢いです。

さて、そんな話題の「岐阜県カンガルーカップ 2008」ですが、ちょっと気になる投稿記事を発見しました!それは、テニスで「LA在住ライターの「LALALAスポーツのほほん漫遊録」::世界に行く」ということ」という記事。内容は、プロテニスプレーヤーの久見香奈恵選手が、スポンサーがつかないため、世界で戦うことができないので、どなたかスポンサーになってください、と伊達選手の記者会見終了後に訴えた、という趣旨の内容です。

ちょっとだけ投稿記事をご紹介しておきましょう。

伊達・奈良ペアに敗れた“敗者”のプレス会見後、その出来事は起きた。記者たちからの質問がすべて出終えたとき、選手のひとりが意を決したように、自ら口を開く。
「すみません、良いですか。普段、テニスの試合にはメディアの方もそんなに来ないのに、今日はこれだけ多くの方が集まっているので、この場をお借りして、一言、言わせてください。わたしの名前は、久見香奈恵と言います。今、スポンサーが居なくて、お金がありません。伊達さんのように世界を回りたいのですが、お金が無いので試合に出られないし、ポイントをためることもできません。ですので、皆さんのお力を借りて、スポンサーを見つけたいと思います。よろしくお願い致します。」

上記の発言を聞いて、通常の方はどんなことを考えるのでしょう!?率直なところ、日本テニス界の問題点を露呈した、ちょっとガッカリする発言だと感じました。詳細は、後ほど記述するとして、さらに投稿記事には、以下のような記述もありました。

すべての元凶をスポンサーの非協力に求める久見の見解は、プロとして甘いと言えば、甘い。現在、プロテニス界の一大勢力を形成するロシアやセルビアといった東欧圏の選手たちにとり、ツアーを回る資金の工面は、常に大きな悩みの種だ。彼らの中には、世界のトップ 100 はおろか、トップ 10 以内に入っているにも関わらず、スポンサー集めに苦心している選手も居るほどなのだから。それらの状況に比べれば、日本は金銭面では、遥かに恵まれている。

スポンサーを探す選手の話はよくありますが、スポンサーになる企業側の話があまり登場しませんから、私の個人的な感想を記述しておきましょう。少なくとも、コンサルタントして、いろいろな企業の経営陣や私自身も所属している企業の経営の一端を任されている身にありますから。

実は、プロスポーツのスポンサーになるということは、ある種、企業にとっても「やってみたいこと」と考えています。スポンサーになるということで、その企業の経営状況に余裕があり、順調な企業成長を遂げていることを市場にアピールするには、最も簡単な方法だと考えているからです。

しかし、その一方で、「では、どれ位の投資効果があるの」を検討するのが企業です。ある選手に 1 億円のスポンサー料を支払ったときに、ではどれ位の見返りがあるのか。そうしたビジネスとしては、当たり前の計算をしているわけです。ビジネスとしては、ごくごく当たり前・・・

そうした基本原則を考えたときに、まずは「テニス」というスポーツは敬遠されます。理由は簡単で、一般的なスポーツではないから!

テニスを実際にプレーしている選手の数は多いのですが、結局はそれだけ。一般の人達が観戦したところで、わかり難いルール、ともすれば長時間戦い続ける試合時間、スターが存在しない日本テニスは、スポンサーとして投資する候補にも入りません。これが現実です。

前述の久見香奈恵プロは、世界ランキング 521位・・・企業として、彼女に投資すると、どれだけのリターンがあるのかと考えると、残念がらその投資効果は望めそうにありません。企業とはそういうものです。

そうやって考えていくと、プロテニス選手の将来はないかのように見えますが、実はそんなことはありません。常に企業は、投資効果さえあれば、投資する覚悟があるからです。

そこで、私の個人的な見解ですが・・・テニス選手は、試合に勝つことも重要ですが、それにも増して、どうやって社会貢献するかを真剣に考えてほしい。ランキング欲しさに、世界を転戦してばかりで、日本の土壌を無視していても、日本企業は見向きもしません。少なくとも、日本企業をスポンサーとして希望されるのであれば、もっと日本に向けてテニスをする必要があります。

また、プロについているコーチや関係者は、真剣にアピールをしてほしいと考えます。スポンサーは、よっぽどのことがなければ、スポンサーになることを積極的に選手に問いかけることはしません。選手のいいところ(選手としてだけではなく、人間としての良さ)、スポンサーになるとどんなメリットを提供できるのか、といったことを真剣に検討して、そして企業へ提案をするべきでしょう。ただただ、「宜しくお願いします」と訴えているだけでは、この世界は通用しません。テニス関係者は、あまりにもビジネスに関しての基本が解っていない、と感じてしまっているのは、私だけではないでしょう。

サッカーや野球といったメージャーなスポーツではないのがテニス。だからこそ、真剣にスポンサー探しをする必要があるわけです。

クルム伊達公子 vs. 山外涼月(やまそとあき):カンガルーカップ 2008

37 歳にして、12 年振りの現役復帰を果たし、ニュースでもその結果が連日ニュースになっている伊達公子選手。予選を勝ち上がり、本日の本戦 1 回戦も勝ち上がったようですね!

「自分で球を拾わなくてはいけないんですね~」とあるスポーツニュースキャスターが指摘していた注目の大会は、「カンガルーカップ 国際女子オープンテニス 2008」という賞金総額 $50,000 の大会です。

テニスの世界は、ちょっと面白く、アマチュアの選手でも、こうしたプロの大会に出場ができて、更には賞金も頂ける!ちょっとプロとアマの違いが曖昧な感じもしますが、そんな事は今はどうでも良いことかもしれませんね。

Aki Yamasotoさて、クルム伊達選手の本戦 2 回戦の対戦相手は、山外涼月(やまそとあき)選手。現在、アマチュアの若干 16 歳!

当然!?ですが、ほとんどの方々が知らない!?その山外選手は、2 年前に全国制覇としては、本人にとって初めてとなる全国中学生テニス大会で優勝。それを機に海外でのジュニアテニス大会で優秀な戦績を収めていて、これからがとても楽しみな選手です。

多くの選手(ジュニア選手でさえ・・・)が、海外で練習して、外人のコーチをつけて、海外で・・・と、とにかく日本を無視してのテニス生活ですが、この山外涼月選手は、純日本選手!海外の試合を転戦はしていますが、基本は、日本に拠点をもって、日本のテニスクラブで練習をして、日本人コーチで・・・全てが日本の血を受け継いでいる!そんなところが圧倒的に魅力的な若人です。

なぜ、私がそんなことを知っているかというと・・・実は、次女が通う「志津テニスクラブ」に所属する選手だからです。勿論、今はアマチュアですが、将来を有望視されているジュニアで、必ずやプロに転向すると思いますが。

山外選手の最大の魅力は、攻撃的なその攻め方!昨今のテニスは、単純にベースラインからのストロークが多かったり、パワーに頼る「力」のテニスに傾倒しているのに対し、山外選手の信条は、誰が何と言おうとも、彼女の積極的なネットプレーです。サーブ・アンド・ボレーを繰り出し、ラリーを継続することで相手のミスショットを待つのではなく、相手に隙あらば、積極的にネットをとりにいきエースを狙う。そんなテニスのスタイルは、右利きナブラチア(ちょっと古いかな、たとえが・・・)

山外選手に関する詳細は、「All About:テニス::注目のジュニアテニス選手「山外涼月」とは」が詳しいので、そちらを参照して頂きたいと思いますが。

無名・・・そんな山外選手の活躍を期待したいですね!

【追記:2008年5月2日】
昨日の昨日の対戦結果は、67 (8)、26 で山外選手の敗退という結果でした・・・残念!ただ、山外選手の記事として、「@nifty:Sports@nifty:テニス特集:伊達公子単複8強!この6日間で8試合」で紹介されています。

山外も女子では珍しいサーブやボレーなど攻撃テニスを展開する。この方法はスピード、体力などが乏しい、ジュニアの頃はなかなか勝ちづらいのだが、彼女独特のテニスを貫こうとしている。人に左右されない独特のテニス観で世界と戦った伊達公子、その経験豊富な伊達との試合は山外にとって非常に良い経験になった事だろう。(満員の観客も山外の名前を覚えてくれた事だと思う)これこそ、クルム伊達が言う、「若い人に少しでも刺激になったら」だろうと思う。

な、なっ、なんと!本投稿記事も上記の投稿記事で紹介されているではありませんか!そっか・・・私の視点は、「面白いんだ~」なんて自己満足をしていますが、これからも山外選手に注目です。

もめにもめて、政治決着!?日本バスケットボール協会

以前、本ブログの投稿記事、「バスケット協会:JOC 理事会が「無期限の資格停止」決定」でも記述しましたが、まったくの選手無視の運営を続けてきたバスケットボール協会の決着がついたようです。

詳細は、「毎日 jp::バスケ協会:役員人事案承認 JOC は資格停止処分解除へ」にありますので、そちらを参照して頂くとして・・・以下、ちょっとだけご紹介すると。

次期役員人事で混乱が続いた日本バスケットボール協会の評議員会が 29 日、東京都内で開かれ、女子日本リーグ機構会長の麻生太郎・元外相(67)を会長、日本振興会会長の愛知和男・元防衛庁長官(70)を副会長とする理事案が全会一致で承認された。理事の一人には、松浪健四郎・副文部科学相(61)も選ばれた。

結局のところ、政治決着!?とでもいうのでしょうか。麻生氏がバスケットボール・・・「何で!?」という疑問が自然と湧いてくるのは私だけではないと思いますが!

今後の運営はどうなっていくのでしょうか・・・私のような末端人間は、ただただ静観するしかないのでしょうけど、何ともやりきれない思いです。

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