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カテゴリー:「戯言:スポーツ」に関するアーカイブ

戯言の中で、スポーツに特化した投稿記事。

より強くなるために Better Person になれ!US Open 2007

注目していた「US Open 2007」は、身長 167cm のジュスティーヌ・エナン(Justine Henin)が優勝しました!「@nifty:Sports@nifty:テニス特集:女子優勝はエナン」では、以下のようにエナンの勝利を記述しています。

軽量級のエナンが、超重量級のビーナス姉妹、クズネッツォワを次々と倒し、優勝をした。

正に、日本人と変わらぬ体格で、とにかく強い!上記の投稿記事では、更にエナンを賞賛し以下の様にも記述しています。

優勝したエナンは1セットをも落とさずに、落ち着いた感情のコントロールで、運動能力は勿論、人間的にもチャンピオンとしての要素が年々備わっている様にみえる。

これであれば、必ず日本人にもできるはず!目指して欲しいテニスのスタイルなのですが、実は更にこの投稿記事には、ビリー・ジーン・キング(Billie Jean King)氏の解説の一部が紹介されています。私の年齢であれば、少なからず知っている皆さんもいらっしゃると思うのですが、昔、「キング夫人」と呼ばれ、あの TV アニメ番組、「エースを狙え」で圧倒的な強さと華麗さと知能を有した「お蝶夫人」のモデルになったと言われている往年のプロテニスプレーヤーです。

エナンは、全てのテクニック、身体能力の成長を常に続ける素晴らしいアスリートだ。特にサービスの攻撃力が、彼女のマッチの先手を取る最大のアドバンテージになっており、ますます進化し続けている。対するクズネッツォワについては、何事にも興味を持ち、違う文化や言語、習慣を身につけるために日々努力している。スペイン語を巧みに話し、正確で質の高い英語を話す事を心がけている。なによりもBetter Person に成長する為の努力をしている。

暗黙の内に、「強くなるためには Better Person になることを心掛けろ」と言いたげですね。キング夫人は、正に淑女といった感じでしたから、上記のようなコメントには知らずの内に説得力が増しますね!

日本人が世界で勝つためには「器用さ」と「緻密さ」を磨くこと!

「世界陸上 2007 大阪大会」では、個人種目でのメダルは、土佐令子選手の女子マラソン銅メダルのみ。来週からは、いよいよ世界柔道が始まりますね!世界水泳、世界陸上、世界柔道・・・オリンピックを控え、いろいろな競技での世界大会が目白押しで、それぞれの種目で日本人の活躍が報道されていますね!

テニスの「US Open 2007」はというと・・・やっぱりパッとしないですね、日本人選手は!欧米の選手のスピードやパワーに圧倒されてしまうのでしょうか?せめて Best 8 位には名前を連ねて欲しいのですが、なかなか難しいですね!小さな日本人が、長身でパワーもスピードもある欧米人に勝つ方法は無いのでしょうか!?

独断と偏見ですが、唯一こうしたプレーヤに勝利するための方法は、日本人として最も世界より優れている「器用さ」と「緻密さ」を駆使するしかないと思っています。

もともと日本人は、とっても器用で、欧米人のような大雑把なことを実践しない特色があると考えていて、その器用さを使わない手はないと信じているわけです。この器用さというのは、日本人特有の特色で、世界に誇る精密機械や精密技術などもこの器用さが反映されています。

もう一つは、「緻密さ」!これも日本人の特徴と感じています。物事を考える深さというか、試行錯誤の深さというか、とにかく緻密に考える思考は、欧米人よりもかなり優れている!物事を四方八方から考えたり、検討したりする日本人の特徴を生かすべきではないかな~と考えているのです。

するとテニスではどうすれば良いか・・・

「器用さ」を生かして、ショットの種類を圧倒的に増やすこと!ストロークは、スライスショット、フラット、トップスピン等は当たり前、ボレーにドロップショット・・・とにかく考えられるショットの種類を圧倒的に増やす必要があると信じています。

更に、「緻密さ」を生かして、ショットの連続に関して戦略を立ていること!つまり、アプローチショットから次のショットを考える(予測する)だけでなく、次の次まで考えてテニスを展開することが重要です。現在、サッカー日本代表のオシム監督が「日本人の特徴を生かして、次を考えて走ること」と主張しているのは、この「緻密さ」を考慮してのことでしょう。

実は、こうした「器用さ」と「緻密さ」に関しては、アメリカに在住した 7 年間で日本人の良さとして得られた結論なのですが・・・私が主張していても説得力ないかな・・・何の根拠もないし・・・

暖かい沈黙:東山公園テニスセンター

テニスの世界では、ミスに対しては可能な限り拍手や歓声をあげない様にと指導されます。先日行って来た「第 34 回全国中学生テニス選手権大会」の会場、名古屋の東山公園テニスセンターには、以下のような看板が全てのコートに掲げてありました!

カンバン

通常は「看板の内容が出来ていない」時に、看板や標識を掲げてそれを注意することを目的としていますから、結局は「応援している選手の相手のミスに拍手喝采!ダブルフォルトに歓声!!」がされてしまっているということ!??

事実はさておき、我々テニスファンとしては、看板の内容を肝に銘じて観戦するべきですね!特にジュニアの大会においては、改めて看板を思い出すようにしたいと思います。

日本が不振と言うけれど・・・世界陸上 2007 大阪大会

最終日、女子マラソンで土佐礼子選手が銅メダル!最後の粘りは、素晴らしいものがありましたね。北京オリンピックが楽しみになってきました。

それにしても、期待が大きかった世界陸上・・・総評としては、「日本勢、不振!」というのが一般的な見方のようですね。私も、投稿記事「惨敗はしたけれど・・・「日本人の足を速くする」」で記述しましたが、400m ハードルは、かなり期待していました。「ひょっとして金メダル!?」何て考えていたわけです。

しかし、よく考えてみれば、400m メートルハードルの限らず、日本陸上に対してちょっと過剰な期待をしていたような気もするんですよね。マラソンは確かにこれまでの実績から期待しても良いとは思いますが、陸上競技でメダルラッシュを期待するのはちょっと行き過ぎだったのかもしれません。

「スポーツナビ::「不振の要因」と「北京への成果」 日本代表の戦いを振り返る」に以下のような記述があります。

大きな期待をされながら結果を出せなかった選手について言えば、今回は地元開催という特殊な事情も重なっていた。この大会を、日本で陸上競技自体をメジャーなスポーツにするチャンスであると意識するようになった彼らは、「自分たちがやらなければ」という気持ちになっていた。自らが世界と戦える位置まで来ていることを自覚していたからだ。ただ惜しむらくは、彼らがメダルを争える位置には近くなっていたが、確実にメダルを獲れるまでにはなっていなかったことだ。

確かに、メダルを狙える!しかしそれは、メダルが獲れるということではない、ということをいつしか忘れてしまっていました。前述の記事は、更に続きます。

彼らの本心は、この世界陸上でメダル争いに加わる戦いを経験し、来年の北京ではメダルを狙えるまでになっていたいということだった。だが、マスメディアは「メダル候補」と取り上げる。そのプレッシャーと、05年世界陸上の後から長期間続いた自分への期待感が重なり、彼らはこれまでにない精神状態に追い込まれていたと言える。

一ファンとしては、これでひるむ事無く、更なる精進を続けて欲しいな~と願っています。この大会で思うような結果が得られなかった選手達は、必ずやこの雪辱を北京に向けてぶつけてくれると信じています。

惨敗はしたけれど・・・「日本人の足を速くする」

日本人の足を速くする日本人選手の期待外れの結果が続く「世界陸上 2007 大阪大会」ですが、いよいよ大詰めといったところでしょうか。

私は、世界陸上が始まる前に、ちょっと立ち寄った書店で見つけた為末大著「日本人の足を速くする」(新潮社新書:2007 年 05 月)を完読していたので、400m ハードルで為末選手がどんな結果を叩き出すのか期待していたのですが、結果は予選落ちの惨敗。新書の p.119 から記述されている「失速型のレース戦略」が見事に外れてしまったレースでした・・・

こうして、敗戦になってしまうと、書籍の内容が全て「これで大丈夫なのかな~」と疑いたくなる考え方が増大して、何も説得力がなくなってしまうのが事実ではありますが。それでも「ただ走る」ということを一冊の新書に書き上げてしまうほど考えているという事は事実で、素晴らしいことで賞賛すべきだと思うのです。

特に新書では、下記のように記述しています。

(世界陸上や北京オリンピックで金メダルを獲得するためには)リスクを覚悟して、「奇策」に打って出るべきだ、と考えました。大きなリターンが欲しいのなら、高いリスクを背負わなければならない。(p.147)

今回は結果が出ませんでしたが、何とか復活ののろしを上げて欲しいと願っています。

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