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ビジネス哲学!?平川克美氏と岩井克人氏

東京ファイティングキッズ (朝日文庫 う 15-1) (朝日文庫 う 15-1)内田樹、平川克美著「東京ファイティングキッズ」(朝日文庫:2007年5月)は、予想以上に面白く、内田氏のいつもの軽快な言い回しはいつものように感心させられますが、それに加え平川氏のビジネスに関する視点もちょっとこれまでに無い面白さがあります。

ビジネスそのもに関する記述というよりは、ビジネス哲学ともいうのでしょうか。これまでにない新鮮さがあります。残念ながら、内田氏のビジネスの話が少ないのですが、平川氏の話で充分に満足できる!?はずです。

企業戦略や戦術といったところは、実はアメリカの軍隊用語だったのですが、それをズバリ指摘していて、数字だけの戦略思考に注意を促しているところは、正に的を得ているような気がしています。

上記の内容から、私個人が興味を惹かれる平川氏の著書 2 冊をリストしておきたいと思います。

上記の書籍のタイトルから、平川氏独特のビジネスに対する視点が期待できそうです。特に、「戦略反対論者」の平川氏の論点は、一度確認してみたいところです。更に、「株式会社」という構成にも何やら疑問を抱いているのでしょうか。書籍のタイトルだけでも気になる存在です。

ヴェニスの商人の資本論 (ちくま学芸文庫)そうした平川氏が愛読しているのが、日本の経済学者で東京大学経済学部教授の岩井克人(いわいかつひと)氏だそうです。

ちょっと調べてみると、結構面白そうな本を出していますね!岩井克人著「ヴェニスの商人の資本論」(ちくま学芸文庫:1992年6月)【購入済】は、ちょっと古いようですが、ビジネスの根本を解いている内容のようで、かなり興味をそそられますね!

その他にも、個人的には、岩井克人著「二十一世紀の資本主義論」(ちくま学芸文庫:2006年7月)岩井克人著「貨幣論」(ちくま学芸文庫:1998年3月)も興味がありますが・・・これまでに「資本主義」を真剣に考えたことがありませんから、尚更勉強したくなる!

Amazon での評価もかなり高いようですね。

adidas SUPERSTAR::アディダススーパースター

早足で地下鉄の駅での乗り換え。沢山並ぶ小さな露天のようなお店。昔懐かしい CD やレコード、ちょっと疑わしいブランドの革小物・・・いろいろな掘り出し物があると聞いたことがありますが、一度もそうした露天で購入した経験がありません。

そんな見慣れた光景でしたが、ひょっと目にした靴の露天商。ちょっと懐かしい靴が並んでいて・・・んっ!?白い柄に黒の 3 本線!あれは、間違いなく、私が現役!?のバスケットボールプレーヤ!?だった時に愛用していた「幻のアディダススーパースター」ではありませんか!

以前に、生産中止になったと聞いていましたし、私が中学生、高校生、大学生の時に愛用していたわけですから、当然偽者だろうと思ったのですが、何としてもその真相を確認したくて、お店の若い女性に質問してみると・・・「随分前に復刻したらしいですよ!」とのコメント。もう、気になって気になって・・・

ネットで調査!するとありました、ありました!「アディダス スーパースター」adidas SUPERSTAR Textが。ご覧下さい、その雄姿を!

adidas Superstaradidas Superstar Support

バスケットボールを始めた中学 1 年生の時、周囲の仲間が 3,000 円前後のバスケットシューズを履いていた頃、一人のライバルが購入したバスケットシューズは、5,000 円ほどする通称「アシックスのバックスキン」。正式な名前は、まったく記憶がありませんが、青や赤、更にはグリーン・・・色鮮やかなラインアップで、それこそ周囲の憧れでした。

そうした状況下で、私は監督先生が履いている「真っ白に黒い 3 本線のバスケットシューズが欲しいな~」と思い憧れていました。自分のバスケットシューズは、やはり 3,000 円ほどのもので、毎日の練習をこなしていると、1 ヶ月ほどで底に穴が開く!その度に、新しいものを購入してくれるように親に訴えるのですが、その度に「また~」と嫌そうに言われるのをはっきりと記憶しています。

そして、4 足目だったと記憶していますが、また新しいシューズを購入してもらう時に、ちょっと聞いてみようと考えて、監督先生に「先生が履いているバッシュ、何ていうんですか?」と聞いてみると・・・

「アディダスのスーパースターっていって、革でできているんだぞ!お前のように 1 ヶ月毎に底が破けるくらいならスーパースターの方が安上がりかもな・・・ただ、12,000 円だ!」

バスケットシューズで、12,000 円!!!当時は、3,000 円が相場ですから、12,000 円の価格は破格でした(今でも定価は 10,000 円するんですね!)それでも、「お前には安上がり」という先生の言葉だけが耳に残っていて、考えに考えた挙句に、母親に清水の舞台から飛び降りる想いで「アディダスのスーパースターを買って欲しい」と言ったのを覚えています。

「お父さんに聞いてごらん!」

ぎょぇ~それじゃダメかな、と思いつつも、アディダスのスーパースターの購入を懇願すると・・・

「バスケットボールでの道具っていうのは、シューズ位しかないからな。良いものを使いなさい。道具のせいで強くなれない、なんて言われたくないからな・・・」

意外とあっさりと OK され、その日の夜は嬉しくて眠れませんでした!そして、次の日に母親に連れられていったスポーツ店でアディダスのスーパースターを試し履き!しっとりとした感触は、これまでに感じたことが無い感動でした。そして、母親に「これだ!」と決めたことを告げると、「解った」と確認した後に、母親は店員に、

「同じサイズのものはもう一足ありますか?」
「あっ、はい!」

そしていきなり 2 足を購入!父から、「喜んでいるんだし、道具は良いものを使わせろ」と言われていた母が、毎回購入に付き合うのがめんどくさくて、だったら 2 足を購入しておけば、暫くはお店に付き合わなくなって良いと判断しての購入だったそうです。

もう、購入した新しいシューズをまずは夜に帰宅した父に見せて、「ありがとう」といった時に、「これで、親の責任は果たしているからな。上手くなれない、とはいえなくなるぞ」といわれたのを覚えています。しっかり紐を通して、枕元において就寝しました・・・

それから、中学 3 年間、高校 3 年間、大学 3 年間・・・バスケットボールの選手時代は勿論、やめてからも暫く外でも「アディダススーパースター」を履いていました!

生産中止になったと聞いていたスーパースター。今、どんな形でも再度履くことができるなんて!もう私の物欲は、最高潮です!

FOMA N905iμ で、「モバイル Suica」と「i アプリバンキング」

先日、携帯電話を「N905iμ」へ機種変更を実施したのは、本ブログの投稿記事「FOMA N905iμ がやって来た!」で公開させて頂きました。なかなかスタイリッシュで想像以上に気に入っています!

Mobile Suicaそこで、これまでの「FOMA N700i」では利用できなかった「モバイル Suica」を早速インストール!ちょっと利用のための初期設定で、戸惑った部分もありましたが、難なく初期設定完了。入金処理で、再度迷ってしまいましたが、それでも何とか入金完了。いざ、利用へ・・・

「モバイル Suica」は、iアプリであるため、毎回利用するためにアプリケーションを起動させるのはめんどくさいな、と感じていたのですが、どうやら一度インストールしてしまえば、常時起動しているらしく、煩わしいアプリケーションの起動は必要なし!チャリンとかいった音とともに利用が開始できました!

携帯電話で改札を出たり入ったりすることができるようになったわけですが、ちょっと自己満足も手伝って、とっても良い気分でした!利用後は、利用明細を画面に表示してくれますから、何に利用したのかが記録として確認することが出来るのも嬉しい機能です。できれば、残金を初期画面に常時表示してくれるともっと嬉しいのですが、贅沢は言わないことにします。

i Application Bankingそしてもう一つ、素晴らしい「i アプリ」をインストールしました!それは、「i アプリバンキング」というやつ!

これも「FOMA N700i」では利用できなかったので、モバイルバンキングとしては、もっぱら「N700i」での利用が簡単な東京三菱 UFJ 銀行を利用していました。

モバイルバンキングとしては、三井住友銀行の「インターネットバンキング One’s ダイレクト」も利用できたのですが、通常のモバイルバンキングでは、契約者番号をアクセスする度に入力する必要があって、その入力が大変だったことと、暗証番号も数箇所入力する必要があって、結局はほとんど利用していませんでした・・・

しかし、この「i アプリバンキング」を利用すると、一度契約者番号を設定しておけば、その入力をする必要がなくなるし、何と、入出金の状況をそれこそ通帳に記入したかのように画面表示してくれるのでとっても重宝しています。これは、本当にお勧めです!

こうしたこれまで利用できなかった、それでいて必須とも思える 2 つのアプリケーションを携帯電話でできるようになったことは、本当に感動です!ただ、一つ気になることが!こうしたアプリケーションの利用が原因かどうかは不明ですが、電池の残量がどんどん減っていく!「FOMA N700i」の時は、通話さえしなければ、1 週間は充電しなくても良かったのですが、新しい「FOMA N905iμ」では、 2 日に 1 回はフル充電しないと心配になりそうです・・・

もうちょっと長期で利用しないと最終的な評価はできないのでしょうけど、それでもかなり満足している私です!

Second Opinion:セカンドオピニオン

先週、親父が倒れ、本ブログの投稿記事「親父が倒れた!一過性脳虚血発作から脳梗塞」でも公開させて頂き、ご心配をお掛けしておりました。

その後、本当にラッキーなことに、脳梗塞というにも拘らず、ちょっとだけ言語障害が残りそうなことと、どうやら左手での細かい作業が不自由だそうですが、それでも歩行に支障があるわけではないし、真夏の運動は避けるように指導はありましたが、どうやら大好きなゴルフは、積極的にやったほうが良いらしいし、普段の生活では、まったく支障が無さそうです。不幸中の幸い、というところでしょうか。

ただ、既に 2 度の発作で倒れていることもあって、担当医師からは「爆弾を抱えて生活することになる」と指摘されていて、症状として外見は軽く見えますが、実際のところはそうでもないらしい。本人にも、そうした病状は告げられています。

そうした中、担当医師から「喉の部分の動脈にかなり硬化が進んでいる部分があるので、手術する方法もあるが、それが原因で今回の脳梗塞が起きていると断言できるものではない」とのこと。また、手術が絶対必要ということではないし、それ自体が、今回の脳梗塞対策のためでは無いことも説明されました。手術する、しないは本人次第で、手術のリスクも説明して頂きました。

ただ、3 度目の脳梗塞による発作のリスクを減少させることができるかもしれない、とのことでした。そして、担当医師から、「権威ある脳神経外科の医師を紹介するから、セカンドオピニオンを聞いたらどうか」と指摘を受けました!

これは、私にとっては本当に驚きの指摘でした!

日本で、セカンドオピニオンって・・・しかも担当医師からの紹介状を頂けて、診察の経過やレントゲン写真も持たせてくれる!アメリカでは、「当たり前」になっているセカンドオピニオン。担当医師以外から、診断の結果や担当医師の診察の評価をして頂くセカンドオピニオン。そんなことが日本で可能だったとは!

私は、10 年以上も前に、長女がある病気で手術を宣言された時に、「You should get the second opinions from other doctors.」と言われて何がなんだか解らずに、調べまくった記憶から、アメリカ特有の制度と勝手に判断していました。

そうではなかったなんて!ましてや、レントゲン写真やカルテまで他の病院の医師宛に持参できるなんて。信じられませんでしたが、良い医師に当たったな、とその運命にちょっとした喜びを感じながら、23 日に日本のセカンドオピニオンを経験します。

本村洋氏、冷静沈着、そして知的なコメントに思う

遂に「死刑」が宣告されたようですね。既にご存じない方はいらっしゃらないでしょうけど、1999 年 4 月 14 日に起きた「光市母子殺害事件」に対しての差し戻し控訴審での判決。4 月 14 日は、私の次女の誕生日でしたから、個人的には良く覚えているし、ここのところ、連日報道されていますから、その経過は誰でもご存知でしょう。特に、本日の結審までの経緯は、「MSN産経ニュース::【光市母子殺害】被告に死刑宣告 新供述は「不自然、不整合、到底信用できない」に詳しいので、そちらを参照して頂きたいと思います。

それにしても、あの本村洋氏は、どうしてあんなに冷静沈着に、そして知的に振舞えるのか。9 年という月日の経過がそうさせるのでしょうか。妻と愛娘を殺害された 9 年前は、「法が極刑を下さないのであるなら、私の手で犯人を殺すだけ」とメディアのインタビューに解答して、話題になりましたが、20 代前半であった本村氏のそうした言動に、私は逆に「本音だろうな~」と感動さえ覚えた記憶があります。

本日の裁判後のインタビューでも、死刑賛成の方も反対の方も、目指しているのは、こうした極刑の無い世の中にすることであって、「死刑」という刑罰が結審されない世の中にするためにどうしたら良いかを真剣に考える次期、と発言しているのも好感が持てました。

本村氏に「真の笑顔」が戻ることはあるのでしょうか。やっとでた極刑の結審を「他人事」にしないよう、我々世間も真剣にこうしたことを考えなければいけないと痛感しました。

そうした中、この裁判で争点になっていた「被告人」の年齢。事件当時、18 歳と 1 ヶ月。そして、殺害した人数・・・なんともやりきれない争点ですが、こうした「死刑」に関する適用判断基準というのがあるそうで、それを「永山基準」というそうです。特に以下のような 9 項目が基準として参考にされ、これまでは、こうしたかの事件での判例をベースに結審されていた・・・

  1. 犯罪の性質
  2. 犯行の動機
  3. 犯行態様、特に殺害方法の執拗性、残虐性
  4. 結果の重大性、特に殺害された被害者の数
  5. 遺族の被害感情
  6. 社会的影響
  7. 犯人の年齢
  8. 前科
  9. 犯行後の情状

上記は、1968 年に起きた「永山則夫連続射殺事件」がベースになっていて、その後、死刑適用基準として参考にされているそうですが、そうした基準を外し、「光市母子殺害事件」単独の司法判断が下されたということで、これからの裁判制度に大きな影響力がある、とされています。

これまで、こうした「基準」が参照され、前例をもって裁判が進んでいるということを始めて知って、それこそ驚きと絶望感があったことは間違いありません。特に、少年法が適用されるような被告に対しての保護は、徹底しているように見えますが、今回の事件のように「被害者」に関しては、まったく「保護」されていないことへの憤りは、誰でも認めるところでしょう。

被告の弁護人達は、最高裁への上告を決めたそうです・・・更に、1 年程の時間が掛る可能性があるという。本村氏には、本当に頭が下がる思いと、我々のような凡人は、真剣に、そして冷静にこの事件から、何を学び、何を改善するかを考えることが重要なのでしょう。

【参考】
本村洋氏・・・私は、この人のバックグラウンドはどんなものなのか、とても興味がありました。弁護士よりも理路整然としての説明や裁判批判、更には被告人に対するコメント等は、正に知識人として、高く評価できると感じています。

「NEWSでいいとも!::山口母子、本村洋さんの職業に思う」に、本村氏のプロフィールの記述がありましたので、ご紹介しておきましょう。

実際の本村さんの経歴は堺市で生まれ、小倉にある北九州工業高専に進学したのちに広島大学工学部に編入をし卒業(中略)卒業後は、新日本製鉄(現 新日鐵住金ステンレス株式会社)に就職

事件が、上記の新日鉄の社宅で起きたということが関係しているのか、「あの事件を受け、会社は全面的に協力をしてくれている」そうです。

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