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カテゴリー:「脳科学」に関するアーカイブ

脳科学は、ヒトを含む動物の脳について研究する学問分野で、神経科学とも呼ばれ、それに関連する投稿記事。

ちょっと衝撃的!「瞬間的な記憶力」は、人間よりチンパンジーが優れている!

ちょっと衝撃的なニュースが・・・「Yahoo!ニュース::< 瞬間的な記憶力>チンパンジーの子、大学生より賢い」というのがそれ。

ニュースには、以下のような解説が。

「瞬間的な記憶力」ではチンパンジーの子供が人間の大人よりも優れていることを、京都大霊長類研究所の松沢哲郎所長や井上紗奈研究員らのグループが突き止め、3 日付の米科学誌「カレント・バイオロジー」で発表

日進月歩の脳科学の世界ですが、こうしたニュースは私個人の中では衝撃的です!どうやら、脳科学の世界では、この瞬間的な記憶力を「直観像」というらしく、「よく分かっていないが「見たものをそのままの形でしか覚えられない」能力」だそうです。

それにしてもチンパンジー、恐るべし!

宮崎哲弥氏が推奨する脳科学の新書

新書365冊脳科学に関する新書を闇雲に読んできましたが、ふと「宮崎哲弥氏は、どうなのかな・・・」と思いました。

本ブログの投稿記事、「宮崎哲弥氏がいう啓蒙三羽烏」で触れましたが、宮崎哲弥著「新書365冊」(朝日新書:2006年10月)ではどんな脳科学の新書が評価されているのか確認をすることにしました。

すると、やっぱりありました!脳科学に関する新書。明確に「脳科学」という分野に関して記述されているわけではありませんが、「第 12 章:脳・心・からだ」とい章になって。その中で興味がある新書は以下の通り。

特に 1 番のアラン・ボブソンの著書はかなり興味がありますね!「睡眠」の重要性は、脳科学の世界では当たり前だし。夢研究では、世界の第1 人者だそうです。

また、ちょっと変わった!?ところでは、心理学の世界で高木光太郎著「証言の心理学―記憶を信じる、記憶を疑う」(中公新書:2006年5月)が必読書としているのも気になります。

そして・・・宮崎氏曰く、Worst 新書として、本ブログの投稿記事「スポーツは「良い子」を育てるか!?」でご紹介した永井洋一著「スポーツは「良い子」を育てるか」 (生活人新書:2004年6月)がリストされていて、ちょっとショック・・・

風邪薬、鼻炎の薬、下痢止めの薬などは「やる気」を奪う!

海馬―脳は疲れない (新潮文庫)よっしゃ、やってやる!なんていう人間の「やる気」というのは、側坐核(そくざかく)という脳部位が大きく関与しているそうです。

上記は、以前もご紹介した池谷裕二、糸井重里著「海馬―脳は疲れない」(新潮文庫:2005年6月)に示されています。特に、側坐核から海馬と前頭葉に送られる神経伝達物質であるアセチルコリンという物質が、この「やる気」に大きく関与しているらしい!

ちょっと難しい化学用語!?のような気がしますが、我々のような一般人としては、「やる気」が奪われるのは、こうしたアセチルコリンという物質が奪われる!

どうやら風邪薬、鼻炎の薬、下痢止め等には、このアセチルコリンを制御する化学物質、ジフェンヒドラミンやスポコラミンといったものらしい・・・

つまり、ここぞという勝負の時、「ジフェンヒドラミン」や「スポコラミン」を含む薬を飲まないほうが良い、ということを自覚していれば良いということですね!

SE、プログラマーが脳をフリーズさせないためにすべき 3 つのこと!

フリーズする脳―思考が止まる、言葉に詰まる (生活人新書)先日から読み進めている新書、築山節著「フリーズする脳―思考が止まる、言葉に詰まる」(生活人新書:2005年11月)ですが、とても興味深い内容が書き綴られています。

その中でも、私にとって衝撃的な内容は、システムエンジニアやプログラマーに関する記述。通常、1 日 10 時間以上もコンピュータに向かって作業を続けているシステムエンジニアやプログラマーは、「脳がフリーズ」するケースが多いというのです。

「脳がフリーズする」ということは、本ブログの投稿記事、「フリーズする脳」で公開していますが、結局のところ、自分の脳を使っていない、もしくは使い方のバランスが悪いことが原因になる、また、その自分でしなくなっている「何か」を誰かが補っていしまっていることが多いということ、だそうです。

こうしたフリーズした状態を回避するために、築山氏は、最低限以下の 3 つのことを実践するように推奨しています。

  1. 朝、どんなに遅くに就寝したとしても決まった時間に起床すること。
  2. 朝、必ず 1 時間は歩くこと。
  3. 10 分以上の音読をすること。

上記 3 点以外でも実践して欲しいことはあるそうですが、システムエンジニアやプログラマーというのは忙しいので、最低 3 つ!そして、これらを実践することで、「脳がフリーズ」する状態を避けることができるとしています。

第 1 項の「決まった時間に起床」することは、生活の基盤を作り出し、人間が本来持っている体内時計を正常に戻すと主張しています。

第 2 項では、できるだけ歩きながら「眼」を使うことだそうです。歩くこと自体は、適度な全身運動、更に眼を使うことで脳を活性化して、10 時間以上に及ぶ作業を可能にするそうです。

最後の音読は、脳機能をバランスよく保つためには、とても良い方法、としています。音読よりも他の人との会話の方が効果があるそうですが、会話は、相手が必要ですから手軽さという点では、音読がベターだ、ということだそうです。

隣の人とメールで連絡、椅子に座った長時間の同一作業・・・こうした業務は、システムエンジニアやプログラマーに限ったことではありませんね!ちょっとした意識改革で、我々の脳は、活性化する。そう信じて、これからも精進したいですね。

人間であるための証:前頭葉

Brain新書、築山節著「フリーズする脳―思考が止まる、言葉に詰まる」(生活人新書:2005年11月)は、解り易い記述で、具体的な事例を取り上げて解説しているので、その展開にどんどん引き込まれてしまう感覚が、結構心地良い。

そうした中、これまでにも幾度となく触れている「脳」に関する投稿記事ですが、読み返してみると、概念的な内容をご紹介してはいるのですが、意外と肝心なことに触れていないような・・・そんな気がしたので、ここではちょっと詳細!?に。

いろいろな動物ににも「脳」はあるのですが、「人間の脳」の特徴は、前頭葉という部分の発達が特徴的だそうです。

「理解する」「考えをまとめる」「相手の思考や感情を読む」「感情を抑える」、またそれらを総合して「自分の行動を決める」「それを意欲的・計画的に行う」というのが、いわゆる高次脳機能の働きであり、その中枢を担っているのは「前頭葉」と呼ばれている領域です。(p.28)

上記から、前頭葉とは、「思考・感情のコントロール」を任されている、ということができそうです。脳全体の表面積の約 40% が前頭葉だそうです。人間の額の部分が前頭葉の中心、横から見れば目より上で耳の線より前のあたりに位置しているそうです。

前頭葉には、運動野、前運動野、前頭葉眼球運動領、運動性言語野、前頭連合野という五つの領域があります。(p.28)

ちょっと専門的になってきて・・・難しくなってきましたが、一度は理解しておく必要がありそうですね。

視覚野や聴覚野など感覚野から入力された情報は、頭頂葉、側頭葉、後頭葉を介して前頭葉に集められます。前頭葉はその情報を処理する。より具体的に言えば、選択・判断・系列化という過程を通して、記憶、思考、感情のコントロールに大きな影響を与えます。(p.30)

「脳」を単純に部位によって勉強していくのはナンセンスでしょうけど、こうした部位ごとの機能を理解していて損は無いでしょう。ちなみに、上記に記述されている頭頂葉、側頭葉、後頭葉はそれぞれ以下の通り。

  • 頭頂葉:空間認知、感情情報のコントロール
  • 側頭葉:記憶の保持、聴覚情報の処理
  • 後頭葉:視覚情報の処理

これまで、「海馬」に関して何度か記述していますが、前頭葉は初めてですね。まだまだ、続く私のマイブーム、「脳科学」ですが・・・

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