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スポーツ上達のキーであるイメージ記憶とは!?

Posted By Cha On 2007年10月14日 @ 11:37 am In 戯言:スポーツ, 脳科学 | 4 Comments

新書、[1] 林成之著「勝負脳の鍛え方」 (講談社現代新書:2006年10月)において、人の運動が上達するか否かは、ある記憶の仕組みが大きく関係しているとしています。

その記憶というのが、「イメージ記憶」という記憶らしい。上記の新書によれば、「イメージ記憶」とは以下の通りです。

(イメージ記憶とは)物事をありのまま記憶するのではなく、その物事についてのイメージを自分の頭の中でつくりあげ、それを記憶することいいます。じつは人間の記憶はすべて、このイメージ記憶よっておこなわれています。(p.29)

具体的を例にとって、時速 150km 近いスピードで投げ込まれるピッチャーのボールをバッターが打てるのは、このイメージ記憶があるからで、実際にはボールを認識してから「打つ」と考えてスウィングしていては、時間的に間に合わないことで説明されています。更に後半では以下のように追記されています。

イメージ記憶はあらゆるスポーツにおいて重要です。いい選手になりたければ、このイメージ記憶の能力を鍛えれば確実に上達します。(p.33)

どんなスポーツにおいても、反復練習が重要なことは誰でも認めるところでしょう。何千回、何万回と繰り返し練習することで、大事な大会や試合で実践できる。練習していないことは、当然ですが試合で出すことはできません。即ち、反復練習をすることは、このイメージ記憶を頼って、体に覚えさせていた、ということがいえるのでは無いでしょうか。

こうやって考えると、スポーツ選手として、どうやってこの「イメージ記憶」を向上させるかが非常に重要なことである、と認識できるでしょう。単純に苦しい!?練習を繰り返していても、あまり効果は無さそうです。できるだけ短時間で、できるだけ簡単にスポーツで上達できないか・・・この問に少しでも近付くためには、イメージ記憶をどうやって鍛えるのか、ということが非常に興味深いことになってきますよね!

上記の新書、実はこの最も重要な「イメージ記憶」の鍛え方に関しても触れていますので、投稿記事を改めてそれを検討したいと思います。


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[1] 林成之著「勝負脳の鍛え方」 (講談社現代新書:2006年10月): http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061498614/consultansweb-22/ref=nosim/

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